SOHO'sLife

plan backward

(2008/07/20 Sun)
plan backward: 逆算して計画を立てる。

リリース日から逆算して、開発のスケジュールを決める、
などの場合に使えるフレーズです。




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システムを開発

(2008/06/15 Sun)
カタカナと英語では意味が少し違うのでは?と思われる単語はいくつかありますが、その中で最近気付いたものが「システム」と「system」です。

NHK より:
総務省は、犯罪を予告するようなインターネット上の書き込みから信ぴょう性の高いものを選別できるシステムの開発を検討することになりました。

時事通信より:
犯罪予告検知のソフト開発へ

日本語のカタカナの「システム」は、「コンピュータ システム」を意味していることが多いような気がします。でも、英語の system は、コンピュータに限定されない場合がかなりあるような気がします。

日本語→英語への翻訳をしている場合には、少し注意が必要です。
もし、ここに挙げたように、「システム」が、コンピュータのシステム (つまり、ソフトウェアや、アプリケーションという意味) で使われているのなら、そのように訳さないと、出来上がった英文は、日本語よりかなり意味があいまいなものになってしまいます。



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MSDN Magazine January 2008 Review

(2008/01/29 Tue)
もう、2 月号がでていますが、とりあえず、1 月号から。


<記事>
SQL Server: 隠れたデータを明らかにしてアプリケーションのパフォーマンスを最適化する
SQL Server: Uncover Hidden Data to Optimize Application Performance



<原典>
・Costly Used Indexes
・Costly Missing Indexes

<掲載されていた訳文>
・コストのかかる不足インデックス
・コストのかかる使用中のインデックス

◆ costly

この 2 つは記事の中のサブタイトルですが、これを見て、使用中のインデックスにコストがかかるのはともかく、どうしてインデックスが不足している、つまり存在していないのにコストがかかるのだろう???という疑問がわいてきました。

まず、costly には 2 つの意味があります。(英辞朗)
1. 値段の高い、費用のかかる
2. 犠牲の大きい (「手痛い」と訳されている例もあり)

実際に記事の内容を調べてみると、不足インデックスの「コスト」は、もしインデックスが存在していれば、検索するときに削減できたはずの「コスト」を意味しています。つまり、このインデックスがあればこれだけ速く検索できますよ、ということを示している値であり、検索における現在の「犠牲の大きさ」です。一方、使用中インデックスの「コスト」は、インデックスを維持するための「コスト」を意味しています。これは、インデックスが存在することによってデータを更新するときに増える処理や、インデックスを保存しておくためのディスク スペースなどを指しています。(「犠牲」と言えないこともないですが。)

日本語で「コストがかかる」とした場合、一般的には、costly の 1 の意味に解釈されることが多いと思います。「コストが大きい (高い)」とすると、なんとなく翻訳調の文章になってしまいますが、1 と 2 のどちらの意味にも解釈可能かと。ただ、ここでは「コスト」の意味がまったく違うので、無理に同じ言葉を使って訳さなくてもいいような気がします。不足インデックスの costly は、「(悪) 影響の大きい」や「損害の大きい」、カタカナで表すなら「ロス」や「マイナス」でもいいかも。

補足: missing index は、MSDN ライブラリの中では「欠落インデックス」と訳されています。

◆ 普通の英語か予約語か

<原典>
・This setting identifies ad hoc and prepared SQL statements.
・If you find that numerous columns are recommended as columns to include, you should examine the underlying SQL 〜

<掲載されていた訳文>
・この設定は、アドホックおよび準備済みの SQL ステートメントを示しています。
・列として含めるように推奨される数が非常に多い場合は、<中略> 基の SQL を調査する必要があります。

翻訳の観点からすると、どちらも大きな問題はないように思えますが、実際に情報を得るために日本語だけ読んでいるとすると、「準備済み」とか「列として含める」って一体どういう意味なのかはっきりしません。

最初の文章の prepared SQL statements は、おそらく SQLPrepare ステートメントなどで生成された SQL ステートメントを表してします。MSDN ライブラリでは、「準備されたステートメント」となっています。

次の文章の include は、インデックスを作成する際の INCLUDE 句を表しています。MSDN ライブラリでは、付加列 (included column) として説明されています。

英語が大文字だったり、引用符が付いていたりすればわかりやすいのですが、普通の単語のように書かれていると、プログラムの予約語なのか、一般的な言葉なのか区別がつかないので要注意です。(注意すると言っても、そもそも気づかなければ注意のしようがないですが)

また、たまたま気づいたとしても、どう訳すかはとても悩むところです。「include する」としても、インデックスの INCLUDE を知らない人には意味がわからないだろうし、prepared を SQLPrepare とするのは、翻訳の範囲を超えているし、ちょっと危険です。

個人的には、ヘルプなどの正式なドキュメントがあればそれに合わせる、というのが原則かと思います。そうすれば、情報を得たい人はそこを調べることができるから。たとえ、訳がおかしな用語であっても、検索できれば、あとはそこからいろいろ調べようがあると思うので。用語の統一は、とても重要です!





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紅子 at 2008/01/30 00:32
maruさん、お久しぶりです。ひさびさの更新ですね♪

今、仕事で法学、経済学に関する講演を反訳してるのですが、経済学で使う「コスト」って、日常会話に出てくる「コスト」とちょっと捉え方・使い方が違う気がします。
気のせい?
英語も、国語力がすごく必要ですね。 [削除]
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MSDN Magazine December 2007 Review - 2

(2007/11/21 Wed)
再び同じ記事から。

<記事>
マップ LINQ: Visual Basic 9.0 および WPF で動的マップを作成する
Map LINQ: Create Dynamic Maps with Visual Basic 9.0 and WPF

<原典>
The dependency properties are then exposed to code via wrapper properties that invoke the GetValue and SetValue methods defined in the DependencyObject class, providing the appropriate DependencyProperty object as a parameter.

<掲載されていた訳文>
依存関係プロパティは、DependencyObject クラスで定義されている GetValue メソッドと SetValue メソッドを呼び出すラッパー プロパティを介してコードに公開され、適切な DependencyProperty オブジェクトをパラメータとして提供します。

<サンプル コード>

Public Shared ReadOnly RegionNameProperty As DependencyProperty _
= DependencyProperty.Register("RegionName", GetType(String), _
GetType(MapRegion))
Public Shared ReadOnly IsSelectedProperty As DependencyProperty _
= DependencyProperty.Register("IsSelected", GetType(Boolean), _
GetType(MapRegion))

'...

Public Property RegionName() As String
Get
Return CStr(GetValue(RegionNameProperty))
End Get
Set(ByVal value As String)
SetValue(RegionNameProperty, value)
End Set
End Property

Public Property IsSelected() As Boolean
Get
Return CBool(GetValue(IsSelectedProperty))
End Get
Set(ByVal value As Boolean)
SetValue(IsSelectedProperty, value)
End Set
End Property


◆ expose 公開する、提供する
「プロパティがコードに公開される」というのは、そのプロパティをコードで使うことができるという意味です。ここでは、2 つのプロパティが例として挙げられていますが、RegionName というプロパティは、コードからは、RegionName () というラッパー プロパティを介して使用することになります。expose は、「公開する」が定訳となっており、ここのような文脈の場合、たいていは「公開する」(または「提供する」) と訳されます。 (読み慣れないと、よくわからない日本語だけど。)

◆ invoke A, providing B (as a prameter).
これは、「B をパラメータとして指定して A を呼び出す」という意味の定番の文章です。as a prameter は、ないこともよくあります。invoke の代わりには call、providing の代わりには passing、supplying, giving などがよく使用されます。

掲載されている訳文は、providing 〜 の分詞構文がどこに係っているのかがはっきりませんが、be exposed ではなく、invoke を修飾していると考えるほうが適切かと。

◆ appropriate 適切な
appropriate は、「適切な」が定訳です。こう訳しておいて、誤訳だと指摘されるほどの間違いになることはたぶんないでしょうが、それぞれの文章における具体的な意味は理解しておく必要があると思います。

ここでは、「GetValue メソッドおよび SetValue メソッドを、appropriate な DependencyProperty オブジェクトをプロパティとして指定して呼び出す」と使われています。パラメータとして「適切な」オブジェクトを指定するのは当然のことなのに、わざわざ appropriate と言っているのは、RegionName プロパティだったら RegionNameProperty オブジェクトを、IsSelected プロパティだったら IsSelectedProperty オブジェクトを、とそれぞれに「適切な」オブジェクトを渡すという意味を表すためと思われます。(つまり、DependencyProperty オブジェクトというのは、RegionNameProperty オブジェクトや IsSelectedProperty オブジェクトを含む総称です。)

訳語としては、「該当の」「対象の」「その場に応じた」などが使えると思います。


<原典>
This causes the registration to be executed as part of the MapRegion class's static constructor, which the common language runtime (CLR) ensures will be run exactly once (before any code referencing the MapRegion class executes).

<掲載されていた訳文>
そのため、登録が MapRegion クラスの静的コンストラクタの一部として実行されます。これにより、共通言語ランタイム (CLR) は、(MapRegion クラスを参照しているコードが実行されるよりも前に) 必ず 1 回だけ実行されます。

◆ 複文構造の関係代名詞

掲載されていた訳文では、1 回だけ実行されるのは CLR と解釈されていますが、そうではなく、1 回だけ実行されるのは、静的コンストラクタです。

which の先行詞は static constructor であり、続く動詞は will be run です。その間に、the common language runtime (CLR) ensures (that) が挿入されていると解釈できます。


static constructor, which / CLR / ensures / will be run
(先行詞) S S V V



たとえば、以下のような文と同じ構造です。
neighbors who I think are very nice (とても親切だと私が思う近所の人達)

訳は、こんな感じ。
そうすることにより、登録は、MapRegion クラスの静的コンストラクタの一部として実行されるようになります。静的コンストラクタは、必ず 1 回だけ実行されるように共通言語ランタイム (CLR) が制御しています。




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MSDN Magazine December 2007 Review

(2007/11/20 Tue)
もう、12 月号の記事となっています。今回は、以下の記事から。

<記事>
マップ LINQ: Visual Basic 9.0 および WPF で動的マップを作成する
Map LINQ: Create Dynamic Maps with Visual Basic 9.0 and WPF

◆ map マップ?

まず、タイトルがちょっと気になりました。
map が「マップ」と訳されていますが、この記事での意味は単なる「地図」です。「マップ」とカタカナにされると、何か、マッピング (紐付け) などを想像してしまいます。
ただ、「地図」としてしまうと、記事の中を全部「地図」で統一しないといけなくなって、そうなると訳しにくい部分とかもあって、それで「マップ」にしたのかなぁ、という気もします。


<原典>
This makes the code underlying WPF user interfaces significantly easier to read, write, and maintain.

<掲載されていた訳文>
これにより、基礎となる WPF ユーザー インターフェイスのコードでの読み取り、書き込み、および保守がはるかに簡単になります。

◆ underlie (他動詞)

underlying は、形容詞として登場することが多く、基盤 (基礎) となる、下層にある、などと訳します。ここでも、そのような意味なのですが、underlie (他動詞) の ing 形と解釈すると、user interface とのつながりがわかると思います。
一般的に、ユーザー インターフェース何かの基盤となっているという状態は考えにくく、ここでは、「ユーザー インターフェース基盤となっているコード」という意味になります。

◆ read, write, and maintain the code

IT の翻訳で、read、write と出てくれば、読み取り、書き込みと訳してしまいたくなります。しかし、maintain という語も一緒にあることと、目的語が data などではなく、code であることに注意してみると、read と write は、コンピュータの処理を指しているのではないことがわかります。つまり、「(人が) コードを読む (理解する、解釈する)、書く (記述する、作成する)、保守することが簡単になります」という解釈の方が適切かと。




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紅子 at 2007/11/20 01:18
こんばんは。
やっぱりIT関連の英語は難しいです。
最近は英語にはニュースを聞いたり、子どもに絵本を読んだりするときくらいしか触れないので、文の構造は複雑ではなくても、すごく難しく感じます〜。
↓の記事も読ませていただきました。
私は在宅でテープリライトをしてるんですが、話の中にアルファベットの略語が出てきて困ることがすごくあります。
耳だけで聞いてるとアルファベットを言ってるのか、普通の単語を言ってるのか分からない時があって。
ほんと、「ちゃんと言おうよ!」って気分ですよ。 [削除]
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